https://news.yahoo.co.jp/articles/639d03bd7ffe32f93044d60b8746fa27e1254862?fbclid=IwAR2iNZC_NKmyt_-axP82UXEaavwf8BPu4vlWdofZOOIe09ytqkcK1O8pMHc
私が読み通した三島作品は、『潮騒』だけです。
『金閣寺』も読もうと試みたのですが、難解で、
10ページも読まないうちに挫折してしまいました。

このように、私が三島作品をほとんど読まないのは、
三島が陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地の東部方面総監室に立てこもった理由の
ためだと思います。

ただ、それでも『潮騒』は名作だと思います。
たしかに、『潮騒』は「三島全作品のなかでも
特異な位置をしめるもの」と評されています(注1)。
しかし、『潮騒』における三島の文章は見事であり、
「三島が近代日本文学の第一人者の1人と言われるのは当然である」
と言わなければなりません。

そこで、ふと思うのです。
『潮騒』が最後に映画化されてから早くも35年(!)も経ちます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%AE%E9%A8%92_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)#%E7%AC%AC5%E4%BD%9C
ですから「そろそろ『潮騒』を映画化してもらえないだろうか?」と
思うのです。
もっとも、こう言うと、「現代はIT化した社会である。
そんな社会で、61年も前に書かれた『潮騒』を映画化しても、
あまりに内容が牧歌的で、観客に受けないのではないか」という疑問も
あるでしょう。私もそういう疑問を禁じえません。
ですが、逆に、「こんなIT化した現代だからこそ、
牧歌的な内容の『潮騒』を映画化して、
日本がIT化によって失った物が何かであるかを
見つめなおしてもよいのではないか」とも思うのです。

しかし、問題は、『潮騒』において決定的に重要な役割を果たしている
久保新治と宮田初江を誰と誰が演じるかです。
初江は、「芦田愛菜さんはどうか」という気もするのですが、
このように言うと、
山口百恵さんが初江を演じると決まった時と同様に
「芦田愛菜ちゃんの純潔を守る会」が結成されるかもしれません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E5%90%8D%E9%A2%A8%E8%8A%B1
「春名風花さんはどうか」という気もするのですが、
これは手前味噌であることを自白しなければなりません。
というのは、春名さんは、谷山浩子さんのコンサート
『谷山浩子・猫森集会2019』の
「Bプログラム ~幻想文庫・不思議の国のアリス~」に
ゲスト出演されていることからお分かりの通り、
谷山浩子さんのファンであるからです。
https://www.taniyamahiroko.com/s/y06/group/detail/live00055?ima=0000

さらに、久保新治に至っては、さっぱり見当がつきません。
ジャニーズ系というのは、失礼ながら「ちょっと違う」気がします。
むしろ「若手の歌舞伎役者さんの方がいいのではないか」
とも思います。

そして、ここから今回私の言いたいことを言います。
手前味噌が更に強まりますが、
『潮騒』の劇中歌やエンディングテーマに、
谷山浩子さんの曲を使っていただけたら嬉しいのです。
具体的に言うと、まず、『潮騒』の物語のクライマックスとして有名な、
初江と新治の全裸抱擁シーンに、「海の時間」が使われたら、
意外とはまるのではないかと思うのです。
https://www.youtube.com/watch?v=KYl0yS8b7Cw
第二に、エンディング・テーマとしては、
「約束の海」が使われたら、
これもはまると思うのです。
https://www.youtube.com/watch?v=DjGNB-Aa1RU

もっとも、今回書いたことは、あくまでも私の個人的な願望で、
「与太話」と取られても仕方がありません。
ぞれでも、万が一、ほんの一瞬でも検討されるようなことがあれば、
売れましいです。


(注1)佐伯彰一「解説」三島由紀夫『潮騒』(新潮文庫、1977年)163頁。


コメント

アミ
2020年11月29日10:59

もう、あの事件から50年たつのですね!
あの事件のさなか、当時六本木にあった防衛省の前を主人と二人で歩いてました。
なんか、騒がしく、家に帰って、事件のことを知って、驚いたものです。

「潮騒」は初代の時から見ています。
芦田愛菜ちゃんは大好きです❣
賢く、いい風に大人になられつつありますね。
先行きが楽しみです。

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