この見出しをご覧になった方の中には、
「『次女にも?』ということは、
他の子どもをも切りつけたのか?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
以下に引用する記事によりますと、その推測は正しそうです。
新潟県阿賀野市で昨年12月、
小学6年の次男をおので切りつけたとして、
父親が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、
小学5年の次女も頭蓋骨(ずがいこつ)骨折の重傷を負っていたことが9日、
捜査関係者への取材で分かった。

父親が小学生である2人の子どもをおので切りつけたというのは、ひどい話です。
最悪の児童虐待と言うべきです。しかし原因は何でしょうか?

ただ、毎日の記事には逮捕された父親のフルネームが掲載されていますが、
このことには大反対です。それは以下のような理由のためです。

被害者たちは小学生です。
このうち次男は4月には中学生となります。

(また、次女、次男ということは当然、姉や兄がいます。
そして、それらの人たちも中学生や高校生である可能性があります。)

しかし、犯罪(被疑)者の子どもというのは、
学校でいじめられるリスクが高いのです。
そして、記事に父親のフルネームが記載されていることによって、
次男や次女は全国どこの学校に移ってもいじめられるおそれがあります。

これに対して、記事に父親のフルネームが記載されていなければ、
犯行現場から遠くに転校することによって、
いじめられるリスクを軽減することができます。

しかるに、いじめの中には犯罪となる行為も多いですし、
犯罪にはならなくても民法上の不法行為になります。

そして、犯罪被害者をさらに傷つけることは、
公共の福祉(憲法第31条)を損ないます。

したがって、毎日新聞が、次男・次女がいじめられるリスクを考慮せず
加害者である父親のフルネームを掲載したことには大反対せざるを得ません。

なお、この反対は、父親のフルネームを掲載した他の新聞にも当てはまります。



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